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エレベーター保守管理についてご説明を致します。

【エレベーターメンテナンス】「壊れてから直す」は得?

「壊れてから直す」ではなく、エレベーターに必要な【予防保全】という考え方

「エレベーターは壊れてから直せばいい。」
マンションや自社ビルといった建物オーナーさまとお話ししていると、このような考え方を耳にすることがあります。確かに、普段何事もなく動いている設備に対して、故障もしていない部品を交換することに抵抗を感じるのは自然なことです。

しかし、エレベーターは「壊れてから直す」という考え方が、必ずしも経済的とは言えない設備です。なぜなら、エレベーターは人が乗る設備であり、安全性と継続的な運行が何よりも重要だからです。

例えば、自動車を思い浮かべてみてください。
エンジンオイルを一度も交換せず、「壊れたら修理すればいい」と考える人はほとんどいません。ブレーキパッドやタイヤ、ワイパーのゴムですら、限界まで使い切るのではなく摩耗具合を見ながら交換します。
それは、故障してからでは事故につながる可能性があることを誰もが知っているからです。

エレベーターも全く同じです。
毎回の保守点検では、ドア装置やワイヤーロープ、ブレーキ、制御装置などを確認していますが、その目的は「今壊れているか」を調べることではありません。
本当の目的は、「壊れる前兆を見つけること」です。

ドアの開閉速度が少し遅くなったりガタついたり、モーターからいつもと違う音がする、停止位置にわずかなズレが出始めた―こうした小さな変化は、重大な故障のサインであることがあります。

これらを早い段階で修繕すれば、比較的少ない費用で済むことがほとんどです。
一方、「まだ動いているから大丈夫」と放置すると、小さな異常が別の部品へ負担をかけ、結果として大規模な故障へ発展することがあります。

仮にドアのハンガーローラーの摩耗を放置した結果、ドアモーターや制御装置まで損傷し、修理費用が数倍になることも珍しくありません。

また、エレベーターは突然止まると、修理費だけの問題では済みません。
入居者や利用者は階段を使わなければならず、高齢者や車いす利用者にとっては日常生活に大きな支障をきたします。店舗やオフィスビルであれば営業にも影響し、建物や所有者さまへの信頼を損なう可能性もあります。相手によっては家賃の減額、営業補償や場合によっては訴訟にまで発展することがあります。

さらに近年は、電子部品の供給停止という問題もあります。
設置から20~25年を超えたエレベーターでは、制御基板やインバーター、巻上電動機などの部品が生産終了となり、「壊れてから交換しよう」と思っても、交換する部品そのものが手に入らないケースがあります。

その結果、エレベーターが長期間停止し、予定していなかったリニューアル工事を余儀なくされることもあります。

予防保全とは、故障していない部品を無駄に交換することではありません。
設備の状態を正しく診断し、「故障する前に必要な処置を行う」という、合理的な維持管理の考え方です。

もちろん、すべての部品を早めに交換すればよいというものでもありません。
重要なのは、エレベーター保守技術者を中心とした私どものような保守会社が報告・提案をする点検結果や部品の劣化状況を踏まえ、優先順位をつけながら計画的に修繕を進めることです。

エレベーターは、建物の資産価値を支える重要な設備です。
そして、その価値は「故障しないこと」ではなく、「安心して使い続けられること」にあります。

「壊れてから直す」という考え方は、一見すると修繕費を抑えられるように見えます。しかし、長い目で見れば、突発的な高額修理や長期停止、資産価値の低下といった、より大きなコストを招く可能性があります。

だからこそ、エレベーター管理で本当に大切なのは、故障への対処ではなく、故障を未然に防ぐことです。

予防保全とは「余計な出費」ではありません。それは、建物の安全性と資産価値を守るための、最も合理的な投資なのです。

【お話うかがいます】
お客さまの『ご資産の価値を上げること』を一緒に考えます。

ADEKAT Assistsではお客さまの建物に関する資産価値向上を提案させて頂いております。
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阪神間(大阪市~尼崎市、西宮市、伊丹市、宝塚市、芦屋市、神戸市など)を中心として、エレベーターのリニューアル、メンテナンス・外壁塗装、屋上防水などの建物修繕(一般家庭のリフォーム相談も大歓迎)、2026年法律改訂の行政への特定建築物検査報告などの建物全般に関するお手伝いをしております。
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