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【エレベーター保守管理】「まだ動いているから大丈夫」は危険

「まだ動いている今こそ」エレベーター会計という考え方が建物の未来を守る

マンションやビルといった建物所有者さまに、「エレベーター更新(リニューアル)にはどれくらいの費用がかかりますか?」と質問されることがあります。

そのとき私どもは、費用の話より先に「エレベーター会計」という考え方をご説明しています。

エレベーターは、設置したら永久に使える設備ではありません。日々のメンテナンスや部品交換を行っていても、一般的には20〜25年を過ぎる頃から主要機器の更新を検討する時期を迎えます。

そして、その更新工事には数百万円から1,000万円以上の費用がかかることも珍しくありません。
問題は、その費用を「いつ、どのように準備するか」です。

【エレベーターにも「寿命」がある】
エレベーターは毎日、多いものでは年間数十万回もドアを開閉し、何千キロもの荷重を支えながら上下運転を繰り返しています。
巻上機やモーターのような機械部品だけでなく、制御基板やインバーターなどの電子部品にも寿命があります。

さらに、メーカーによる部品供給は永続的ではありません。
「まだ動いているから大丈夫」と思っていても、ある程度の年数を経過すると、「部品供給が終了しているため修理できません」と言われるケースもあります。身近な家電製品でも耳にする話ですので、実感して頂いたことはあるかと思います。

つまり、エレベーターは故障してから資金を考える設備ではなく、故障する前から資金計画を立てる設備なのです。

【修繕費ではなく「将来の投資」と考える】
エレベーター更新は、多くの方が「大きな出費」と考えます。しかし、会計の視点では少し考え方が違います。
更新工事によって得られるものは、安全性の向上、故障リスクの低減、消費電力の削減、建物の印象改善、資産価値の維持など、将来にわたって効果が続くものです。
つまり、単なる修理ではなく、「建物の価値を維持・向上させるための投資」と捉えることができます。

【「突然の出費」が経営を苦しめる】
実際に所有者さまが困るのは、更新費用そのものよりも「想定していなかった出費」です。例えば、更新費用が1,000万円以上必要だと分かったとき、手元資金が足りない、借入が必要になる、工事を先送りにするという判断を迫られることがあります。
しかし、その間にも故障は増え、入居者の満足度や建物の評価は下がっていく可能性があります。
もし毎年一定額を積み立てていれば、このような資金繰りの負担を大きく軽減できます。

【エレベーター会計とは「時間を味方につける」こと】
例えば、25年後に1,000万円の更新費用が必要になると想定した場合、単純計算では年間40万円程度を計画的に確保するという考え方もできます。

もちろん実際には修繕費や金利なども考慮する必要がありますが、「故障してから慌てて資金を用意する」のではなく、「時間を味方につけて準備する」という発想が重要です。

【建物全体の資産価値にも影響する】
エレベーターは共用設備の中でも、利用頻度が非常に高い設備です。
更新が計画的に行われている建物は、「管理状態が良い建物」と評価されやすく、売却時や融資審査でもプラスに働くことがあります。
一方で、更新時期を大幅に過ぎている、修繕履歴が曖昧、故障が頻発している建物は、「近い将来に大きな支出が必要」と判断され、価格交渉の材料になることもあります。

【まとめ】
エレベーター会計とは、単に修繕費を管理することではありません。

設備の寿命を見据え、将来必要となる更新費用を計画的に準備し、建物の安全性と資産価値を守るための経営手法です。エレベーターは、壊れてから考える設備ではありません。

「いつ更新するか」だけでなく、「その日に備えて、今からどう資金を準備するか」。
この視点を持つことが、建物を長く価値ある資産として維持するための第一歩になるのです。

【お話うかがいます】
お客さまの『ご資産の価値を上げること』を一緒に考えます。

ADEKAT Assistsではお客さまの建物に関する資産価値向上を提案させて頂いております。
「どんなことをしたらいいのか?」「どこから手を付けたらいいのか」などお客さまの中の【モヤモヤ】をどうぞわたくしの方へお聞かせください。

阪神間(大阪市~尼崎市、西宮市、伊丹市、宝塚市、芦屋市、神戸市など)を中心として、エレベーターのリニューアル、メンテナンス・外壁塗装、屋上防水などの建物修繕(一般家庭のリフォーム相談も大歓迎)、2026年法律改訂の行政への特定建築物検査報告などの建物全般に関するお手伝いをしております。
ご不明点があれば、ぜひお気軽に【お問合せフォーム】よりご相談ください。

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