エレベーター保守は「会社」より「人」で決まる?
エレベーター保守は営業担当者・メンテナンス担当者との相性が重要な理由
エレベーター保守会社を選ぶとき、多くの建物所有者さまは料金や契約内容を比較します。もちろん、それらは非常に重要な判断材料です。
しかし、30年以上エレベーターが使われることを考えると、料金や契約内容は重要な要素のひとつであり、もうひとつ見落としてはいけない要素があります。
それは、「担当者との相性」で、私はこれが最も重要な要素だと考えています。
【エレベーター保守は「人」が提供するサービス】
どれほど大手の保守会社でもスタートアップの企業だったとしても、実際に建物へ来るのは担当のメンテナンス技術者です。
定期的に点検や調整・整備を行い、調子が悪かったり故障の時には駆け付け、部品交換の報告や提案をしていく。つまり、エレベーターの状態を一番よく知っているのも担当技術者です。
ビルやマンションの所有者さまが接するのは「会社」ではなく「人」なのです。
経験豊富な技術者であれば、小さな異音やわずかな振動から故障の兆候を見抜くことがあります。
一方で、点検を形式的に終わらせてしまう担当者では、同じ契約内容でも設備の状態に差が出ることがあります。
【営業担当者は「相談相手」でもある】
エレベーターの状態を一番よく把握しているのは担当技術者であることをお伝えしました。それでは、営業担当者はどうでしょうか?
営業担当者の役割は新規の契約を取ったり、修理工事の見積書を持ってきたりするだけではありません。
更新工事(リニューアル)のタイミング、経年による保守契約の見直し、中長期修繕計画に基づく予算の相談、予防保全の計画立案、ほかの大規模修繕工事との兼ね合い勘案、故障時の対応方針など、長期的なパートナーとしてマンションやビルの所有者さまを支える役割があります。
例えば、「この修繕、本当に今必要ですか?」という質問に対し、
「メーカーの推奨ですので交換してください。」だけで終わる営業担当と、
「この部品は安全上重要ですが、こちらはしばらく様子を見ても問題ありません。その代わり、こちらの部品は優先して交換することをオススメいたします」
と優先順位まで説明できる営業担当では、どちらがエレベーター保守管理を預けられるか明白ではないでしょうか。
我々エレベーター保守に携わるものとしては、故障などのリスクを考えると機器を最も安全な状態にしておきたい信条であることは間違いありません。ただ、それがお客さまである所有者さまの最適解かというと必ずしもそうとは限りません。
最適解とお客さまの事情も考慮した着地点をご提示するのが、我々営業も担当しているものの大きな仕事とも言えます。
【相性が良い担当者は「話しやすい」】
技術力ももちろん重要ですが、それ以上に大切なのが「相談しやすさ」と私どもは位置付けています。
・専門用語ばかりではなく一般的な言葉で説明する
・質問に丁寧且つ簡潔に回答する
・良いことだけでなくリスクも説明する
・写真や図などの提案書を作成して分かりやすく伝える
ということを心掛けています。こうした積み重ねはひとつひとつは小さいものの、自然と信頼関係が生むと考えて取り組んでいます。結果として、小さな不具合も早めに相談できる上お客さまのご理解を得やすいため、大きな故障を防ぎことが出来ます。
【メンテ担当者、営業担当者は建物の「かかりつけ医」】
私は、エレベーターの担当者は「かかりつけ医」に似ていると思っています。長年診ている医師は、その人の体質や過去の病歴を理解しています。
エレベーターも同じです。
長く担当している技術者は、
・過去の故障履歴
・部品交換の時期(履歴や耐用なども)
・建物やエレベーター特有の癖
・利用者の使い方
まで把握しています。その蓄積された経験は、マニュアルだけでは得られない大きな財産です。
【「会社名」だけで選びますか?】
もちろん、会社としての技術力や24時間対応体制、部品供給力は重要です。しかし、実際に定期的に建物へ足を運び、エレベーターを守るのは保守技術者です。保守技術者と情報を日々共有し、密に連携した上で所有者さまに報告・説明・提案をするのは営業担当者です。
だからこそ、「どこの会社か」だけではなく、「誰が担当してくれるのか」という視点も持っていただきたいと思います。
ネット検索が容易にできる世の中になり、生成AIによる相談の回答も得やすくなってきました。だからこそ、「企業検索」から「ヒト検索」が重要度を増してきていた実感があります。
【良い担当者は建物の資産価値まで守ってくれる】
エレベーターは建物の資産価値を支える重要な設備です。
その設備を長年見守る担当者が、建物の状態を理解し、必要な修繕を適切なタイミングで提案してくれることは、単にエレベーターの故障を防ぐだけではありません。
維持管理を続けてきた結果として、修繕費を平準化し、更新時期を計画しやすくし、建物全体の資産価値を維持する以上に向上することにもつながります。
「この担当者なら安心して任せられる」と思えるかどうかも、ぜひ判断基準の一つにしてください。
エレベーターを守るのは会社の看板ではありません。最後は、現場で設備と向き合う「人」の力なのです。
【お話うかがいます】
お客さまの『ご資産の価値を上げること』を一緒に考えます。
ADEKAT Assistsではお客さまの建物に関する資産価値向上を提案させて頂いております。
「どんなことをしたらいいのか?」「どこから手を付けたらいいのか」などお客さまの中の【モヤモヤ】をどうぞわたくしの方へお聞かせください。
阪神間(大阪市~尼崎市、西宮市、伊丹市、宝塚市、芦屋市、神戸市など)を中心として、エレベーターのリニューアル、メンテナンス・外壁塗装、屋上防水などの建物修繕(一般家庭のリフォーム相談も大歓迎)、2026年法律改訂の行政への特定建築物検査報告などの建物全般に関するお手伝いをしております。
ご不明点があれば、ぜひお気軽に【お問合せフォーム】よりご相談ください。
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