天災~台風と雷。そのときエレベーターメンテナンス技術者は何を考えているのか
天災が起こった時、エレベーター保守会社はどう動くのか
天気予報で「大型の台風が接近しています」「落雷に注意してください」と耳にすると、多くの方は窓を閉めたり、ベランダの荷物を片付けたりといった備えを始めます。

一方、エレベーターメンテナンス技術者は、少し違う視点で天気を見ています。
- 「この雨量ならピットへの浸水はないだろうか。」
- 「停電したらエレベーターは安全に停止するだろうか。」
- 「落雷による制御装置に影響は出ないだろうか。」
そんなことを考えながら、災害への備えを始めています。
エレベーターは建物の中にある設備ですが、台風や雷の影響を受けることは決して珍しくありません。
まず台風で警戒するのが「浸水」です。
エレベーターの最下部には「ピット」と呼ばれる空間があり、緩衝器や各種安全装置が設置されています。豪雨で地下へ雨水が流れ込んだり、排水設備が十分に機能しなかったりすると、ピットが浸水することがあります。
水は電気設備にとって大敵です。浸水した状態で運転を再開すると、漏電や機器の故障につながる恐れがあるため、十分な安全確認が終わるまでは運転できません。
また、屋上に機械室があるタイプでは、雨漏りにも注意が必要です。わずかな漏水でも制御盤へ水がかかれば、大きなトラブルにつながる可能性があります。
そして雷で最も注意するのが、「雷」です。
雷が建物へ直接落ちなくても、近くで発生した落雷によって瞬間的に高い電圧が電線を伝わり、制御装置へ影響を与えることがあります。
近年のエレベーターは電子制御化が進み、多くの基板や電子機器によって運転しています。そのため、雷サージによって制御基板が損傷し、突然停止したりエラー表示が出たりすることがあります。
こうした故障は外から見ても分からず、専門的な点検を行って初めて原因が判明するケースも少なくありません。
保守会社では閉じ込め事故や人命に関わる案件を最優先に対応しています。そのため、復旧まで時間がかかる場合もありますが、それは限られた人員で最も危険度の高い現場から対応しているためです。
私どもは技術者と営業担当が連携し、管理会社やマンション、ビル所有者さまにも、災害が起こる前に日頃からできる備えや、実際に発災した際の対応策をご案内しています。
地下機械室や排水設備に異常がないか確認すること。屋上の防水や排水口を定期的に点検すること。停電や浸水が発生した後は、自己判断で運転を再開せず、保守会社へ連絡すること。
こうした備えが、大きな故障や長期間の停止を防ぐことにつながります。
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阪神間(大阪市~尼崎市、西宮市、伊丹市、宝塚市、芦屋市、神戸市など)を中心として、エレベーターのリニューアル、メンテナンス・外壁塗装、屋上防水などの建物修繕(一般家庭のリフォーム相談も大歓迎)、2026年法律改訂の行政への特定建築物検査報告などの建物全般に関するお手伝いをしております。
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