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エレベーター保守管理についてご説明を致します。

「一番安い会社」が本当に一番良い会社なのか?エレベーター保守と最低価格入札の課題

最低価格入札への問題提起

公共工事や建物設備の保守契約では、「最低価格落札方式」が採用されることがあります。その名のとおり、一定の条件を満たした事業者の中から、最も安い価格を提示した会社が落札する仕組みです。税金を使う公共事業では、無駄な支出を抑えるという考え方から見れば、合理的な制度と言えるでしょう。
しかし、エレベーター保守の現場に身を置く立場から見ると、「安ければ良い」とは言い切れない現実があります。

【価格競争が激しくなると何が起こるのか】
入札では、「あと1円安ければ落札できた」ということも珍しくありません。その結果、各社は少しでも価格を下げようと努力します。ここまでは健全な競争です。しかし、その競争が行き過ぎると、利益どころか原価を下回るような価格で受注してしまうケースも出てきます。

もちろん企業も慈善事業ではありません。赤字の仕事を続けることはできません。では、どこで帳尻を合わせるのでしょうか。

例えば、点検時間を短縮する。担当者一人あたりの管理台数を増やす。予防保全を後回しにする。
こうしたことが起これば、設備の品質や安全性に影響する可能性があります。

もちろん、すべての低価格契約がこうなるわけではありません。しかし、価格だけを重視した競争には、品質低下のリスクが潜んでいます。

【「不調」というもう一つの問題】
近年は、最低価格があまりにも低く設定され、入札そのものが成立しない「不調」も増えています。事業者が「この金額では責任ある仕事ができない」と判断し、応札を見送るのです。
一見すると競争が働いているように見えますが、実際には市場が「その価格では持続できない」と判断しているとも言えます。結果として契約が成立せず、再入札や契約の遅れが発生し、利用者にも影響が及ぶことがあります。

【エレベーター保守は「モノ」ではなく「技術」を買う仕事】
ここが最も重要な点だと思います。
エレベーター保守は、コピー用紙や机のような規格品ではありません。点検する技術者の経験、故障を予測する力、緊急時の対応力、提案力など、人の技術によって品質が大きく左右されるサービス(役務)です。

同じ点検回数でも、「異常なし」という一行だけで終わる点検と、写真付きで劣化状況を説明し、将来の修繕計画まで提案する点検では、その価値は大きく異なります。
価格だけでは、この違いは見えてきません。本当に発注者が比較すべきなのは、契約金額だけではありません。

安全性や品質まで犠牲にして得た安さは、本当に「得」と言えるでしょうか。
エレベーター保守は「いくら安いか」だけではなく、「その価格でどのようなサービスが提供されるのか」を見極めることが重要です。

最低価格は、あくまで判断材料の一つです。本当に選ぶべきなのは、「価格」ではなく「価値」。
人の命を預かる設備を維持管理する仕事において、最も大切な視点ではないでしょうか。

【お話うかがいます】
お客さまの『ご資産の価値を上げること』を一緒に考えます。

ADEKAT Assistsではお客さまの建物に関する資産価値向上を提案させて頂いております。
「どんなことをしたらいいのか?」「どこから手を付けたらいいのか」などお客さまの中の【モヤモヤ】をどうぞわたくしの方へお聞かせください。

阪神間(大阪市~尼崎市、西宮市、伊丹市、宝塚市、芦屋市、神戸市など)を中心として、エレベーターのリニューアル、メンテナンス・外壁塗装、屋上防水などの建物修繕(一般家庭のリフォーム相談も大歓迎)、2026年法律改訂の行政への特定建築物検査報告などの建物全般に関するお手伝いをしております。
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