エレベーターの部品供給停止リスクとは
エレベーターの世界でいう「部品供給停止リスク」とは、メーカーが特定機種の部品の製造・在庫を終了し修理に必要な部品が手に入らなくなるリスクのことで、マンションや自社ビルのオーナーにとっては、かなり重要なテーマです。
なぜなら エレベーターの寿命やリニューアル判断に直結する問題だからです。
【部品供給停止とは何か】
エレベーターはパソコンやスマートフォン、生活家電と同じで、古い機種はいつか部品生産が終了します。
エレベーター設置から約20〜25年経過
・メーカーが機種を生産終了
・補修部品の供給期間(10〜20年)
・部品供給停止(市場流通分のみ)
つまり設置から25〜30年くらいで危険ゾーンに入ると言われます。
【部品供給停止が起きると何が困るか】
ここがエレベーターの部品供給停止によるオーナーへ大きな影響を与えるリスクです。
1.故障しても修理できない
例えば、制御基板、演算機器(インバーター、シーケンサー)、ドア装置、センサーなどの電子部品は代替が効きません。結果、エレベーター停止 → 長期運休となります。
2.中古部品で延命するしかない
部品がない場合、他の廃棄エレベーター(中古部品、再生部品)から使い回し、突貫対応で対応するケースがあります。
ただし、寿命が短い、保証が弱い、再故障のリスクといった別の問題があります。
【突然リニューアルが必要になる】
エレベーターの部品供給停止状態から最悪のパターンとして考えられること。
・基板が壊れる
・部品がない
・修理不可
つまり、緊急リニューアルが必要になり、急にこの出費を迫られます。
ただし、本当のリスクは出費ではありません。
日常的に使っているエレベーターが急に止まってしまいったら・・・。
・日常の買い物の荷物はどうするか?
・引っ越しの荷物をどう運ぶ?
・ベビーカーや車いす、自転車などをどうする?
・足が悪い年配の方もいる
・テナントビルなら営業補償を迫られるし、マンションなら家賃値下げを交渉や転居などのクレーム発生の可能性もある。
エレベーター保守会社は「エレベーターの保守管理」をしますが、機器の更新や修理工事の確定をするのはオーナーですので、故障の責任はオーナーが追うことになることをしっかりと覚えておいた方がいいです。
【メーカーが供給停止を出す年数】
おおよそですが、
設置年数 状態
0〜10年 安定
10〜20年 部品減り始める
20〜25年 警戒
25〜30年 供給停止
25年以上 リニューアル推奨
日本は今ちょうど、「1980年代~1990年代エレベーター」が大量にこのゾーンに入ってきており、エレベーターリニューアルラッシュになってきています。
部品供給停止=リニューアル検討開始です。理由は簡単で、壊れてからだと完全停止するからです。
「壊れたら考える」は一番危険です。
【お話うかがいます】お客さまの『ご資産の価値を上げることを』一緒に考えます。
ADEKAT Assistsではお客さまの建物に関する資産価値向上を提案させて頂いております。
「どんなことをしたらいいのか?」「どこから手を付けたらいいのか」などお客さまの中の【モヤモヤ】をどうぞわたくしの方へお聞かせください。
阪神間(大阪府~尼崎市、西宮市、伊丹市、宝塚市、芦屋市、神戸市など)を中心として、エレベーターのリニューアル、メンテナンス・外壁塗装、屋上防水などの建物修繕(一般家庭のリフォーム相談も大歓迎)などについてご不明点があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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