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エレベーター三方枠のキズやへこみは直せる?

エレベーター三方枠のキズやへこみは直せる?
アルミとステンレスで異なる修繕方法

エレベーターの乗り場で最も傷が付きやすい場所をご存じでしょうか。それは、ドアを囲む「三方枠(さんぽうわく)」です。台車や車いす、ベビーカー、引っ越しやリフォーム工事による家具や資材・部品の搬入などでぶつけられやすく、マンションや病院、商業施設ではキズやへこみが発生しやすい部分でもあります。そんな中、「見た目が悪いので直したい。」「交換しないとダメか?」といった相談をいただくことがありますが、場合によるものの交換しなくても修繕できる可能性があります。

ただし、その方法は三方枠の材質によって大きく変わります。

【ステンレス製三方枠の場合】
現在のエレベーターで最も多く採用されているのがステンレス製です。ステンレスは耐久性が高く、錆びにくいことが特徴です。浅い擦り傷であれば、専用の研磨材でヘアライン模様を整えながら補修できることがあります。軽微なへこみであれば、板金技術によって目立たなくできるケースもあります。

ただし、深い打痕や大きく折れ曲がった変形は、完全に元通りにすることは難しく、場合によっては部材交換が必要になります。また、ヘアライン仕上げや鏡面仕上げなど、表面加工によって補修方法も異なります。

【アルミ製三方枠の場合】
一方、古いエレベーターではアルミ製の三方枠も見られます。アルミは軽量ですが、ステンレスより柔らかいため、衝撃を受けるとへこみや変形が起こりやすい素材です。さらに、一度付いた傷を研磨すると表面の質感が変わりやすく、ステンレスほど自然な仕上がりにならないことがあります。

アルマイト処理が施されている場合は、削ることで表面処理が失われるため、補修できる範囲にも限界があります。そのため、アルミ製では部材交換を選択したほうが、美観を回復しやすいケースも少なくありません。

【傷は「見た目」だけの問題ではない】
三方枠の傷は、美観だけの問題と思われがちです。
しかし、エレベーターは建物の第一印象を左右する【施設の顔といっても過言ではない】設備でもあります。

エントランスがきれいでも、三方枠に大きな傷やへこみがあると、「管理が行き届いていない建物」という印象を与えてしまうことがあります。特に分譲マンションや賃貸マンションでは、内覧時の印象が資産価値や入居率にも影響することがあります。そのため、三方枠の補修は単なる美装工事ではなく、建物の価値を維持するためのメンテナンスとも言えます。

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