【外壁塗装】外壁タイルの剥離とは? ~見た目では分からない建物の危険信号~
見た目では分からない建物の危険は意外とあります
外壁タイルの剥離とは、タイルやその下地モルタルが建物本体から浮いたり、はがれたりしている状態を指します。
建物の外観はきれいに見えていても、内部では接着力が低下し、タイルが落下する危険性を抱えていることがあります。そのため、タイルの剥離は建物管理において特に注意すべき劣化現象の一つです。
タイルは一般的に、コンクリート躯体の上にモルタルを塗り、その上に接着されています。しかし建物は常に動いています。昼夜の温度差による膨張・収縮、地震や強風による揺れ、経年による躯体の変形などが繰り返されることで、タイルや下地に少しずつ負荷が蓄積されます。その結果、接着層に隙間が生じ、「浮き」が発生します。この浮きが進行すると、最終的には剥離や落下につながります。
剥離には大きく分けて二つのパターンがあります。
ひとつは「タイルのみが浮いている状態」、もうひとつは「下地モルタルごと浮いている状態」です。特に後者は危険性が高く、落下した際の重量も大きいため、人や車両に重大な被害を与える恐れがあります。
タイル剥離の原因として最も多いのは経年劣化です。築20年以上のマンションやビルでは、部分的な浮きが確認されるケースは決して珍しくありません。また、施工時の接着不良やモルタルの充填不足、防水性能の低下による雨水の浸入なども剥離を促進する要因となります。近年は大型台風や地震の影響によって、これまで問題が表面化していなかった建物で剥離が発見されるケースも増えています。
問題なのは、剥離の多くが目視では分からないことです。タイルが浮いていても、外観上は健全に見える場合があります。そのため、建物管理では定期的な打診調査が重要になります。打診棒でタイルを叩き、音の違いから浮きを発見することで、剥落事故を未然に防ぐことができます。
また、タイルの剥離は単なる外観上の問題ではありません。剥離部分から雨水が侵入すると、コンクリート内部の鉄筋が腐食する可能性があります。鉄筋が錆びると膨張し、さらにコンクリートを押し割る「爆裂」という現象を引き起こします。こうなると補修範囲が広がり、工事費用も大きく増加します。
外壁タイルは耐久性が高く、美観にも優れた仕上げ材ですが、永久に安全なわけではありません。定期的な打診検査や外壁調査を行い、浮きや剥離を早期に発見することが、建物の資産価値を守り、利用者や通行人の安全を確保する最も効果的な方法といえるでしょう。特にマンションやテナントビルのオーナーにとって、タイル剥離対策は「修繕」ではなく「事故予防」の視点で考えることが重要です。
【お話うかがいます】
お客さまの『ご資産の価値を上げること』を一緒に考えます。
ADEKAT Assistsではお客さまの建物に関する資産価値向上を提案させて頂いております。
「どんなことをしたらいいのか?」「どこから手を付けたらいいのか」などお客さまの中の【モヤモヤ】をどうぞわたくしの方へお聞かせください。
阪神間(大阪市~尼崎市、西宮市、伊丹市、宝塚市、芦屋市、神戸市など)を中心として、エレベーターのリニューアル、メンテナンス・外壁塗装、屋上防水などの建物修繕(一般家庭のリフォーム相談も大歓迎)、2026年法律改訂の行政への特定建築物検査報告などの建物全般に関するお手伝いをしております。
ご不明点があれば、ぜひお気軽に【お問合せフォーム】よりご相談ください。
この記事へのコメントはありません。