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エレベーターの法定検査について、阪神間であればご相談承ります。

法定検査を実施していないエレベーターとは?

法定検査を実施していないエレベーター

エレベーターは、私たちの日常生活に欠かせない極めて便利な縦の交通機関です。しかし同時に、一歩間違えれば重大な人身事故につながる「高所を移動する密室」でもあります。そのため、建築基準法によって年1回の「定期検査(法定検査)」と、その結果の特定行政庁への報告が厳しく義務付けられていす。

それにもかかわらず、ニュースなどで「法定検査未受検のエレベーターが発覚」という報道を目にすることがあります。人命に関わる重要事項であるはずの法定検査を、なぜ受けない(受けられない)ケースが存在するのか? その背景について、建物の所有者・管理者が抱える経済的、組織的、あるいは法的な複数の要因を紐解いてみましょう。

1.経済的要因(コストの削減と資金不足)
最も大きな原因として挙げられるのが、維持管理コストを惜しむ、あるいは捻出できないという経済的な問題です。

検査費用の負担: 法定検査を受検するには、定期点検を始め、昇降機等検査資格者への技術料や、行政への報告手数料など、一定の費用が毎年かかります。

指摘事項の是正工事(修繕費)への懸念: 法定検査を受けると、経年劣化しているパーツに対して「指摘(是正勧告)」が出されます。ワイヤーロープの交換、制御盤の改修、安全装置のアップデートなどが必要になると、数十万〜数百万円規模の多額の費用が発生します。資金繰りが厳しい中小ビルのオーナーや、修繕積立金が不足している老朽化マンションの管理組合などでは、「検査を受けると、修繕する必要性のあるものが明るみに出るため、あえて検査を先延ばしにする(放置する)」という悪循環に陥るケースがあります。

2.管理体制の不備と「所有者意識」の欠如
建物の管理体制がずさんである、あるいは所有者が法律自体を軽視しているケースです。

自主管理の限界: ビル管理会社に委託せず、個人のオーナーが自主管理している雑居ビルやアパートに多く見られます。オーナーが高齢化して管理能力が落ちていたり、法律が変わったことを知らなかったり(あるいは知ろうとしない)することで、手続きが放置されます。

「動いているから大丈夫」という過信: 「毎日問題なく動いているのだから、わざわざ高いお金を払って検査をしなくても大丈夫だろう」という、安全に対する根拠のない過信(正常性バイアス)が働いているケースも少なくありません。エレベーターの摩耗や電気系統の劣化は目に見えにくいため、故障や事故が起きるまで危機感を抱かないオーナーが存在するのも事実です。

3.「メンテナンス(保守点検)」と「法定検査」の混同
これは悪意のないケースですが、「毎月の点検をやっているから、法律の検査もクリアしている」と誤解しているパターンです。

両者の違い:
保守点検: メンテナンス会社が行う、壊れないための「整備・清掃・調整」です。
法定検査(年に1回): 法律に基づき、国が定めた安全基準に適合しているかをチェックする「車検」のようなものです。

誤解による未受検: オーナーがメンテナンス会社と契約していることで安心しきってしまい、年1回の行政への報告義務(法定検査の受検)の手続きを失念、または会社側との意思疎通がうまくいかずに未受検のまま放置されてしまうことがあります。

4.建物自体の「違法状態」による隠蔽
建物そのものが問題を抱えているため、「検査を受けたくても受けられない(受けると別の問題が発覚する)」という極めて悪質なケースです。

違法建築・無届け設置: 建築確認申請を出さずに後付けされたエレベーターや、工場用の荷物用エレベーターを勝手に人が乗れるように改造したものなどがあります。これらはそもそも法定検査の対象として行政に登録すらされていない(闇エレベーター)ため、検査を受ければ一発で違法性が露呈し、使用停止処分を受けます。それを恐れて、意図的に行政の目から隠し続けているのです。

【法定検査を受けないとどうなるのか?】
当然ですが、法定検査を受けずにエレベーターを運行し続けることには、重大なペナルティとリスクが伴います。

法律違反による罰則: 建築基準法第101条に基づき、検査報告を怠ったり虚偽の報告をした場合は、「100万円以下の罰金」に処される可能性があります。

行政指導と使用停止処分: 行政から是正勧告や警告が届き、それに従わない場合は、最終的にエレベーターの「使用停止命令」が出されます。

事故時の刑事責任・巨額の損害賠償: 万が一、未受検のエレベーターで人身事故が発生した場合、所有者や管理者は「業務上過失致死傷罪」などの刑事責任を問われる可能性が極めて高くなります。また、民事でも管理不備(土地工作物責任)として、数千万円〜数億円規模の巨額の損害賠償請求を背負うことになります。

【まとめ】
エレベーターが法定検査を受けない主な理由は、「費用の困窮や出し渋り」「管理者の知識・意識不足」「違法性の隠蔽」に集約されます。

近年では、悲惨なエレベーター事故を受けて行政の監視や指導の目が非常に厳しくなっており、未報告の建物に対しては重点的な督促が行われています。
安全への投資を怠ることは、コストカットどころか、取り返しのつかない巨大なリスクを背負う行為に他なりません。

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ADEKAT Assistsではお客さまの建物に関する資産価値向上を提案させて頂いております。
「どんなことをしたらいいのか?」「どこから手を付けたらいいのか」などお客さまの中の【モヤモヤ】をどうぞわたくしの方へお聞かせください。

阪神間(大阪市~尼崎市、西宮市、伊丹市、宝塚市、芦屋市、神戸市など)を中心として、エレベーターのリニューアル、メンテナンス・外壁塗装、屋上防水などの建物修繕(一般家庭のリフォーム相談も大歓迎)、2026年法律改訂の行政への特定建築物検査報告などの建物全般に関するお手伝いをしております。
ご不明点があれば、ぜひお気軽に【お問合せフォーム】よりご相談ください。

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