エレベーターメンテナンスの適正料金とは?
エレベーターメンテナンスの適正料金とは、毎月どのくらい?
エレベーターメンテナンスの適正料金とは、「安い料金」ではなく、「必要な点検・修繕を継続できる料金」です。
非常にな以上のお話にはなりますが、コスト積算の視点からご説明したいと思います。
【エレベーターメンテナンス料金は何でできているのか】
保守料金は大きく見て以下の要素で構成されています。
1.技術者の人件費(最も大きい)
エレベーター保守は典型的な技術サービス業です。
保守技術員は定期点検、故障対応、緊急出動、修繕箇所確認、法定検査対応などを担当しています。保守料金の中で最も大きな割合を占めるのは、この人件費です。そのため、保守料金が極端に安い会社は、
・点検時間を短くする(一日に回る台数を増やす)
・担当台数を増やす(一日に回る台数を増やす)
・修繕提案を減らす
など、どこかでコストを圧縮・削減している可能性があります。
というよりむしろ、そうしないと保守料金を下げることは難しいです。
2.24時間365日の待機体制
多くの保守契約には夜間対応、万一の閉じ込め救出、不慮の故障などの緊急対応などが含まれています。
つまり保守会社は「何も起きない時間」にもコストをかけています。消防署や警察署に近い考え方です。
出動しなくても待機費用は発生しているのです。
3.車両・工具・教育費
保守技術員一人が現場へ行くためにはサービスカー、専用工具、安全教育、技術研修などが必要です。これらは利用者から見えませんが、保守品質を支える重要なコストです。
4.保険・管理費
万一の事故に備えて賠償責任保険、労災、品質管理、故障サービスセンターの整備なども必要です。これらも適正価格の一部です。
【「安い保守契約」は本当に得なのか】
よく考えて頂きたい点です。
例えば月額5万円だった保守契約を3万円に変更できたとします。
年間では24万円安くなります。
しかし、回数や時間を短縮することで点検品質が低下し、ドア装置や制御装置の故障を見逃した結果、100万円規模の修繕が早まったとしたらどうでしょうか。
単年度では得をしても、長期的には損をする可能性があります。
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